ある夜、ふと表に出る。
夜番の者が一人しかいないことを発見した。
「他の者は?」
と聞くと、一人残った当番は
「そ、それが、相撲見物に…」
と、恐る恐る言上した。
さぁ家康、これには怒った。
相撲を見に行った連中ではなく、残った男の方に。
「何でお前は一人残っておるのだ!!」
これに、この男は混乱した。
そりゃそうだ、こっちは言いつけを守っているのだ。
「腑抜けか!臆病か!?罰を受けるのが怖くて、それで残ったのか?」
実は夜番の者たち、毎夜残る当番を決めていた。
それ以外の者たちは遊びに出かけていたのである。
ところがこれ以降、「残ったものは臆病者」という事になり、誰も「自分が残る」とは言い出さなくなった。
だからといって全員出て行くわけにも行かない。
そして自然と夜遊びに行くこともなくなったそうだ。
これが家康流の「叱り方」らしい。
いいなぁ、家康。
1 ■無題
返信削除偉い人の思考回路はずっと先を読んでますね!
その時代は本当に面白いですね~
なにげに歴史好きだったりします!(笑)
http://ameblo.jp/lure-sea/
2 ■人の一生は重き荷を負て長き道を~云々
返信削除この言葉、身にしみます。
私は仕事で使う手帳のトップに残しています。
実社会を生きる上でのヒントがすべて記されていると思います。
長きに渡り天下泰平の世を築いた家康ならではの言葉かと。
http://ameblo.jp/hasenori/
3 ■無題
返信削除ふーむ。深いなあ。
どこかで使わせてもらいます(笑)
4 ■いいですよね。
返信削除私も深いと思います。
どこかで使いたいと思うんですけどいまいち使う場所が(笑)
http://ameblo.jp/hasenori/