生活

おっちゃんとワンカップ大関と私【前半】

出張での仕事が終わり疲れてるとはいえやはり釣りの虫がうずきだす。

そりゃ宮崎まで行ったのだ、釣りぐらいはしたいもの。



ということでシャワーを済ませ、遅めの夕食を食べる。

そのままスーツケースに忍ばせておいたロッドを片手にいざ釣り場へ。

足はホテルで自転車を借りた。



事前に仕入れた情報では近所の川でチヌがポッパーで釣れるらしい。

す、すばらしい。

さすが宮崎っちゃ。



一つしかないポッパーをキャスト。

そしてまたキャスト。

キャストに次ぐキャスト。

マシンガンキャストだ。



つ、釣れねぇ。



自分がチヌだったら思わず食い付く動きを再現しているにも関わらずだ。

こりゃ、どげんかせんといかん…



どうも場所が悪いようだ。

移動しようと自転車に乗る。



そこで橋を渡る時に第一釣り人発見。

見た目がいかつめのおっちゃんだ。



いろいろ話すとエビでチヌを釣るらしい。

ルアーでは厳しそうなので思い切ってエサを分けてもらえないか、と頼んでみる。

旅の恥は掻き捨てるのは基本。

するとおっちゃん快諾。

さすが宮崎、あったかい。






いただいたエビをジグヘッドにセットしキャスト。

もう仕掛けなんて適当だ。

釣れればなんでもいい。






するとまさかの一投目で待望のチヌ登場。

サイズはカイズ…いやチンチンだ。

宮崎で初の一匹目がチヌ。

これは嬉しくてたまらない、小さいけど。



おっちゃんに釣れたよ、と報告。

一緒に喜んでくれたのが嬉しい、初対面にも関わらずに。



後半へ続く。